市場を知ろう「流通のしくみ」

中央卸売市場の流通のしくみ

奈良県中央卸売市場には多くの関係事業者があります。それらが協力し、おいしくて安心・安全、しかも適正価格の生鮮食料品をおとどけしています。
まさしく奈良県中央卸売市場は「奈良県民の台所」なのです。

生産者から食卓に届くまで・流通のしくみ
生産者から食卓に届くまで

(1)卸売業者
(おろしうりぎょうしゃ)

知事の許可を受けて出荷者から販売の委託を受け、又は買付けた物品を、セリ売又は相対取引等で仲卸業者及び売買参加者に卸売をします。

全国の生産者さんからたくさんの生鮮食料品を集めて、仲卸(なかおろし)業者などに対して売る役目だよ。
農家や漁師が直接売ることは少ないんだ。
【売り方】
「せり」=たくさんの買い手が競争して値段を決める売り方
「相対」=1対1で価格や数量を決めて取引すること


(2)仲卸業者
(なかおろしぎょうしゃ)

知事の許可を受けて、市場内の店舗において卸売業者から買受けた物品を仕分け又は調整して、小売業者その他の買出人に相対取引により販売します。

卸売(おろしうり)業者が集めてくれたものを買って、スーパーマーケット・やおやさん・レストランなどの注文に合わせて、小分けにしたり組み合わせたり、パッケージなどをして売るんだよ。

仲卸さんが、欲しいものをちゃんと用意してくれるから、とても助かっているよ!


(3)関連事業者
(かんれんじぎょうしゃ)

ワンストップショッピングとして、市場機能の充実を図るため、知事の許可を受けて、市場内の店舗において、買出人等の市場利用者に便益を提供する業務を営みます。

市場にはたくさんの業者さんがいます。仕事に使うものが近くにあると便利なので、市場の中に段ボール箱やブラスチックトレイなどを売っているのが、わたしたち関連(かんれん)事業者です。市場は朝がとても早いので、働いている人が便利なように飲食店や理容室などもあります。


(4)売買参加者
(ばいばいさんかしゃ)

小売業者及び加工業者などのうち知事の承認を受けて卸売業者から直接卸売を受けることが出来ます。

売買参加者(ばいばいさんかしゃ)は仲卸業者から買う場合と、直接卸業者から買う場合があるんだよ。
卸売業者から買い物ができるのは「仲卸業者」だけなんだけど、ぼくたちは知事から許可をもらっているので、直接買い物をする事もできるんだよ。