奈良県中央卸売市場は昭和52年に県内全域を流通拠点とする全国で最初の県営中央卸売市場として開設されました。
開設以降、市場関係者一丸となって、県民の台所としての役割を果たすべく、安全・安心な生鮮食料品の安定供給という責務の遂行に努めているところであります。
この間、開設者をはじめ関係機関のご指導はもとより、各産地をはじめ業界関係者のお力添え、並びに県民の皆様のご愛顧を賜り、深く感謝申し上げます。
ところで、近年、少子高齢化や人口減少による食料消費の減少、食の簡便化志向や世帯構造の変化などによる消費者ニーズの多様化、量販店の産地取引やインターネット販売などの市場外取引の拡大など、市場を取り巻く環境は大きく変化し、年々、取引高の減少や仲卸店舗の減少など、大変厳しい状況に直面しています。また、市場建物や施設の老朽化にも直面しています。
こうした状況の中、現在、中央卸売市場では、開設者のご理解とご協力を得て、市場のブランド化による販売力の強化や集荷力の向上、コールドチェーン化による品質管理体制の強化など、将来を見据えた生鮮食料品の流通拠点となるよう、また、余剰地を活用し県民や観光客が訪れる地域の賑わい拠点となるよう、市場の再整備に取り組んでいます。
今後も、組合員一同、中央卸売市場の更なる発展と、生産者をはじめ県民の皆様のお役に立ち、信頼され愛されるよう努力してまいりますので、より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
奈良県中央卸売市場協会
理事長 西川惠二
1. | 設立 | 昭和51年9月 |
2. | 所在地 | 奈良県大和郡山市筒井町957-1(奈良県中央卸売市場内 管理棟3F) |
3. | 目的 | 市場の健全かつ円滑な運営と市場発展を促進するとともに、 会員相互の親睦と福利厚生をはかり、もって県民消費生活の安定戸向上に資する |
4. | 事業 | (1)市場内の保全衛生に関すること (2)市場内の交通運輸の秩序保持に関すること (3)配送に関すること (4)計量器の管理に関すること (5)会員及びその従業員の福利厚生に関すること (6)市場に関する必要な調査研究に関すること (7)前各号に掲げるもののほか、前条の目的を達成するために必要な事業 |
5. | 会員 | (1)正会員【7団体】 ・奈良中央青果(卸会社) ・奈良大果(卸会社) ・奈良魚市(卸会社) ・南都水産(卸会社) ・青果卸売協同組合 ・水産物卸売協同組合 ・関連卸協同組合 (2)特別会員【1団体】 ・青果水産加工場管理協同組合 (3)賛助会員【12団体】 ・南都銀行 ・奈良市場冷蔵 ・JAならけん など |
6. | 主な事業(R1) | (1)更なる発展を図るための市場再整備等について議論する調整会議の開催 (2)市場活性化対策事業(消費拡大等と販路拡大) ・「夏休みチビッ子市場探検」(7月27日)小学生と保護者124人参加 ・「冬の市場まつり」(11月23日)約20,000人超来場 ・「大和郡山お城まつり」への参加(3月28日)新型コロナウイルスにより中止 (3)地元他業種等との交換会(10月18日・1月23日) (4)適正計量管理団体として、計量器の整備、検査等 (5)燃料単価の適時交渉、購入斡旋 (6)市場のゴミ減量化のためのゴミ袋の作成・販売・美化活動等 (7)福利厚生施設の運営(食堂・売店・自動販売機による飲料水・タバコの販売) (8)親睦事業(ゴルフコンペ・ボウリング大会) |